【秋華賞2025/外厩リスト】直近は「外厩利用馬のV続く」 ローズS快勝後、カムニャックは在厩で調整
坂路の家主 M
2025-10-16 17:50
昨年までスプリンターズSから秋華賞までは中1週であったのだが、今年からは開催日程の変更により中2週になり、開催時期が1週延びた。先週末は土日月の3日間開催で、サウジアラビアロイヤルC、アイルランドT、そしてスワンSの3重賞が行われた。 ◆【秋華賞2025予想/AI見解】AI高評価の「妙味・穴馬・台風の目」は? エンブロイダリー、セナスタイル、テレサなど注目馬ピックアップ
◆目次
サウジアラRCは隠れた社台ブランドが勝利 秋華賞の外厩リスト 【前走後外厩利用】 【在厩調整】
■サウジアラRCは隠れた社台ブランドが勝利
土曜日のサウジアラビアロイヤルCは、新潟での新馬戦後、山元トレーニングセンターで調整されたエコロアルバが直線で最後方から差し切り勝ち。エンジンのかかりが遅いところがあったもののスイッチが入ってからのフォームは走る馬のそれだけに、この先も注目したい1頭だ。 エコロアルバは静内の名門・藤原牧場の生産馬にもかかわらず、外厩は社台ファームの山元トレーニングセンターを利用している。これは昨年の北海道サマーセールに上場された同馬を社台ファームが落札し、以降の育成を担当したからだ。同馬のプロフィールを確認すると今春の千葉サラブレッドセールで同馬を購入した馬主、生産牧場の欄に社台ファームの名前は登場しないが、隠れた社台ブランドの馬なのである。 日曜日のアイルランドTは昨年までの府中牝馬Sが名称変更されたGII戦。勝ったのは9月の阪神で3勝クラスを卒業し、中3週で出走してきたラヴァンダであった。もっとも同馬はフローラS2着、阪神牝馬S3着、今年6月に開催の府中牝馬Sでは3着と重賞での好走経験があり、勝ち負けになって何ら不思議でない実力の持ち主であった。ちなみに外厩はチャンピオンヒルズを利用しており、この先も注意したい。 月曜日のスワンSは関屋記念2着以来となったオフトレイルがレコード勝ち。ゴドルフィンの外国産馬で、外厩はダーレーの岡山トレーニングセンターを利用していた。ダーレー・ジャパンは、関東は茨城県のミッドウェイファーム、関西は岡山県の栄進ステーブルに拠点を置き外厩として調整を行っている。預託厩舎の意向などで他の外厩を利用するケースがあるものの、今回は自前の外厩で調整の同馬が勝利したことになる。■秋華賞の外厩リスト
さて今週からは秋のGIシリーズが再開し、京都で秋華賞が行われる。実は日程変更で秋華賞の開催が1週間後ろ倒しとなったことで、トライアルとの間隔が昨年から1週延びている。これらも含めて、外厩調整に影響が出たのか否か。まずは主な馬の外厩利用状況を確認したい。【前走後外厩利用】
・エリカエクスプレス(チャンピオンヒルズ) 前走京成杯AH、9月第4週帰厩 ・エンブロイダリー(ノーザンファーム天栄) 前走オークス、9月第4週帰厩 ・ケリフレッドアスク(吉澤ステーブルWEST) 前走紫苑S、9月第4週帰厩 ・ジョスラン(ノーザンファーム天栄) 前走紫苑S、10月第1週帰厩 ・セナスタイル(山元トレーニングセンター) 前走ローズS、10月第1週帰厩 ・ダノンフェアレディ(ノーザンファームしがらき) 前走紫苑S、9月第4週帰厩 ・テレサ(ノーザンファームしがらき) 前走ローズS、9月第4週帰厩 ・パラディレーヌ(キャニオンファーム土山) 前走ローズS、10月第1週帰厩 ・ブラウンラチェット(ノーザンファーム天栄) 前走オークス、9月第3週帰厩 ・マピュース(山元トレーニングセンター) 前走中京記念、9月第3週帰厩 ・レーゼドラマ(社台ファーム鈴鹿) 前走クイーンS、9月第3週帰厩【在厩調整】
・ヴーレヴー 前走ローズS ・カムニャック 前走ローズS ・クリノメイ 前走マリーンC ・ビップデイジー 前走ローズS ・ランフォーヴァウ 前走ローズS ・ルージュソリテール 前走ローズS 近5年では、デアリングタクト、アカイトリノムスメ、リバティアイランド、チェルヴィニアと4頭の勝ち馬がオークスからの直行組。上位3着に入った15頭の前走を確認すると、オークスが8頭、紫苑Sが4頭、ローズS2頭、条件戦が1頭であった。 今年は、オークスからの直行馬は桜花賞馬エンブロイダリーと、昨年のアルテミスS勝ち馬のブラウンラチェットの2頭のみ。ともにノーザンファーム天栄で調整され9月後半に帰厩。昨年はチェルヴィニアとステレンボッシュが同施設を利用している。ただ、直行組はオークスでの着順上位馬が好走していただけに、放牧を経て外厩施設でどこまで成長を遂げたかがポイントになる。 トライアルでは間隔が中3週から中4週に延びたローズSを使われた馬のエントリーが目立つ。オークス馬でローズSも制したカムニャックをはじめ5頭が在厩調整だったのに対し、2着テレサ、3着セナスタイル、そして8着敗退もオークスでは4着とカムニャックに続く着順だったパラディレーヌは外厩へ短期放牧に出ていた。なお、ノーザンファームしがらきは、2023年の勝ち馬リバティアイランド、3着馬ハーパー、2022年勝ち馬のスタニングローズが利用していた。 昨年2着のボンドガール、2023年2着のマスクトディーヴァは外厩施設の利用はなく、直近では在厩調整の馬での勝利がない。 トライアルとの間隔が延びたことで外厩利用が可能となったともいえるのだが、ローズS後の在厩調整はこれまでと変わらず馬による。女王カムニャックは勝ち切れるのか、他の馬に逆転の目があるのか注視したい秋華賞である。 ◆【秋華賞2025/枠順傾向】カムニャック「1.0.1.21」の枠でも追い風 “連対数最多”で成績安定の好枠を手にしたのは…… ◆【秋華賞2025予想/全頭診断】オークス馬カムニャックに死角なし “訳あり”凡走で人気ガタ落ちの伏兵にロックオン ◆【秋華賞2025/馬場研究班】スプリンターズS週並みの“超絶前残り馬場” 8枠17番カムニャックは届くのか……
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