【天皇賞秋2025/外厩リスト】たっぷり休養のメイショウタバルが「軽快な走り」 ロイヤルファミリーと歓談の鞍上と秋の盾へ“虎視眈々”

坂路の家主 M

2025-10-30 17:45

【天皇賞秋2025/外厩リスト】たっぷり休養のメイショウタバルが「軽快な走り」 ロイヤルファミリーと歓談の鞍上と秋の盾へ“虎視眈々”
【天皇賞秋2025/外厩リスト】たっぷり休養のメイショウタバルが「軽快な走り」 ロイヤルファミリーと歓談の鞍上と秋の盾へ“虎視眈々”
今週開催されるのは、第172回を数える天皇賞・秋。14頭出走のうち12頭が外厩を挟んでの参戦となる。気になる外厩利用をリストアップする。
クラシック最終戦の菊花賞は1番人気のエネルジコが優勝。同馬は青葉賞で重賞初制覇を果たすもダービーを回避。その後はトライアルではなく新潟記念2着からノーザンファーム天栄での調整を挟んでの臨戦だった。

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■菊は異なる調整でノーザン上位独占

皐月賞馬のミュージアムマイルが天皇賞へ向かい、ダービー馬クロワデュノールは凱旋門賞に遠征とあってGI馬不在の一戦であり、いかにもここを狙っていたのではないかと思えるような臨戦過程だ。 2着には神戸新聞杯1着から在厩調整で臨んだエリキング、そして3着はラジオNIKKEI賞1着以来、すなわち出走18頭で前走間隔がいちばん長かったエキサイトバイオ。ノーザンファーム生産馬が上位を占めるのはもはや珍しくないものの、8月の新潟記念、トライアルの神戸新聞杯、そしてラジオNIKKEI賞と前走後の調整過程がバラバラな馬たちだったのが印象的である。 これで現3歳世代は、皐月賞ミュージアムマイル、ダービーのクロワデュノール、菊花賞のエネルジコとノーザンファーム生産馬がクラシック完全制覇。生産馬の血統レベルが高く、育成施設、外厩も業界内で抜けた施設を有するとはいえ、結果を出すのは流石だ。

■天皇賞・秋の外厩リスト

今週は皐月賞馬も出走する天皇賞・秋。まずは出走14頭の外厩利用状況から確認したい。

【前走後外厩利用】

・アーバンシック 美浦・武井亮 ノーザンファーム天栄(前走宝塚記念 10月第2週帰厩) ・エコロヴァルツ 栗東・牧浦充徳 チャンピオンヒルズ(前走中京記念 9月第4週帰厩) ・クイーンズウォーク 栗東・中内田充正 ノーザンファームしがらき(前走新潟記念取消 10月第1週帰厩) ・シランケド 栗東・牧浦充徳 チャンピオンヒルズ(前走新潟記念 10月第1週帰厩) ・ジャスティンパレス 栗東・杉山晴紀 ノーザンファーム早来(前走宝塚記念 10月第1週帰厩) ・セイウンハーデス 栗東・橋口慎介 西山牧場阿見分場(前走エプソムC 9月第2週帰厩) ・ソールオリエンス 美浦・手塚貴久 山元トレーニングセンター(前走宝塚記念 10月第2週帰厩) ・タスティエーラ 美浦・堀宣行 ノーザンファームしがらき(前走クイーンエリザベス二世C 9月第3週帰厩) ・ブレイディヴェーグ 美浦・宮田敬介 ノーザンファーム天栄(前走新潟記念 10月第1週帰厩) ・マスカレードボール 美浦・手塚貴久 山元トレーニングセンター(前走ダービー 10月第2週帰厩) ・ミュージアムマイル 栗東・高柳大輔 ノーザンファームしがらき(前走セントライト記念 10月第2週帰厩) ・メイショウタバル 栗東・石橋守 キャニオンファーム土山(前走宝塚記念 9月第2週帰厩)

【在厩調整】

・コスモキュランダ 美浦・加藤士津八 前走オールカマー ・ホウオウビスケッツ 美浦・奥村武 前走毎日王冠 チャンピオンヒルズを利用していたロードデルレイが回避となり出走14頭。前走後に在厩調整だったのは、オールカマー8着からステップのコスモキュランダと毎日王冠2着から中3週のホウオウビスケッツの2頭のみ。かつて前哨戦としてもっともメジャーだった毎日王冠からの臨戦が、僅か1頭というのは少し寂しいところ。ただホウオウビスケッツは昨年も毎日王冠2着→天皇賞・秋3着と来ただけに、今年も期待したい。 ノーザンファームの外厩を利用した馬では、しがらきで調整された皐月賞馬ミュージアムマイルがC.デムーロ騎手、香港のクイーンエリザベス2世C以来のタスティエーラはレーン騎手とのコンビ。山元トレーニングセンターで調整された3歳馬マスカレードボール、菊花賞馬エネルジコに新潟記念で先着したシランケドはチャンピオンヒルズを利用しての参戦するが、そこに対抗するように宝塚記念からの直行組が4頭集結した。 注目はやはり宝塚記念でGI初優勝を飾ったメイショウタバル。夏はキャニオンファーム土山で過ごし、9月10日に栗東トレセンへ帰厩。先々週のCウッドでは6ハロンから76秒2、5ハロンから61秒5-35秒7-11秒9と実戦並みのタイムをマークし、この2週も軽快な走りを見せている。鞍上の武豊騎手は、今週火曜日の園遊会でロイヤルファミリーと歓談されたが、秋の盾にもっとも近いかもしれない。 ◆【天皇賞秋2025予想/AI見解】AI高評価の「本命・妙味・穴馬」と「消し」は? タスティエーラ、ミュージアムマイル、ブレイディヴェーグなど注目馬ピックアップ ◆【天皇賞秋2025予想/穴ライズ】一変の気配漂う実績馬に前日“10人気”前後のオッズ妙味 この下馬評なら「黙って買い」の判断 ◆【天皇賞秋2025予想/全頭診断】人気盲点のGI馬に「4.2.0.0」 不安要素目立つメイショウタバルは“バッサリ消し”も

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