【北九州記念2025/全頭診断】「2.5.0.0」のロードフォアエースは軸不動か 配当妙味なら「3.1.0.0」該当の”爆穴”
馬柱探偵 田原基成
2025-07-03 18:05

※2025年7月3日時点の見解となります。 【出走表】7/6 北九州記念馬柱 【北九州記念2025/枠順】ヨシノイースターが「0.0.1.9」の大外イン フラットな傾向も「脚質で取捨可能」単回収値606の穴候補は ・アブキールベイ 前走葵Sは15番人気の低評価を覆す勝利。3走前に制した小倉替わりなら条件に不足はないが、当時も前走も勝ち時計は平凡の域を出ない。オール野芝の小倉芝は1分7秒台以内の決着が濃厚。ここは軽視が妥当か。 ・エイシンワンド デビューから連勝後は精彩を欠く現状。7頭立てのリステッド競走で6着に敗れた前走内容から、初の古馬相手での上位進出は難しい注文と言えそうだ。 ・オタルエバー フタ桁着順続きから一転、勝利を収めた前走。その背景に重馬場による恩恵があったことは間違いところだろう。3歳以降の良馬場芝重賞では【0-0-0-4】と好走がなく、再度の馬券内突入は至難の業か。 ・カリボール 単勝207倍で驚きの勝利を飾った前走だが、当時はインが荒れた稍重馬場。斤量55キロも味方したのだろう。小倉芝1200mは【0-0-0-3】と適性に乏しく、連続好走を望むのは酷に映る。 ・キタノエクスプレス 6歳になってから頭角を現してきた馬。直線非急坂の芝1200mは【3-3-0-1】と好走が目立っており、小倉実績も持ち時計も優秀だ。3走前勝利時と同じ舞台・斤量に替わるのはプラス材料。7歳にして重賞Vの可能性秘める1頭だ。 ・クラスペディア 3走前勝利時と同じ逃げ戦法で一変をはたした前走。今回も同様の戦法を狙うはずだが、芝1200mの持ち時計は1分8秒4と物足りない。純粋にスピード負けする可能性が高く、連続好走は難しいだろう。 ・シロン 上級クラスでの馬券内は渋った時計のかかる馬場コンディションに集中。開催2週目の小倉芝がマッチするとは思えない。 ・スリーアイランド オープンクラスの壁にぶち当たっている現状。変わり身は望み薄か。 ・タマモブラックタイ 良馬場の成績【0-0-0-8】が示すように、時計のかかる渋った馬場がスイートスポット。厳しい。 ・ドロップオブライト 馬券外が続く近走だが、いずれも外枠から距離ロスが響いた印象。1枠1番を引き当てたCBC賞ではロスなく立ち回って勝利を収めており、内枠を引けるようなら押さえたい1頭だ。 ・ミルトクレイモー 3歳以降のオープンクラスでは【0-0-0-7】。もう少しクラス慣れが必要だろう。 ・メイショウソラフネ シルクロードS5着以来のレース。当時はかなりの外差し馬場だったが、内枠で馬場の悪いインを通らされた影響が大きかった印象だ。良馬場の小倉芝1200mは【1-2-0-0】と安定。見限るにはまだ早い。 ・モズメイメイ 昨年は夏競馬で連続好走。典型的な夏馬だが、近走はテンのダッシュ力にもやや陰りが見られてしまっている。昨年との比較で1.5キロ重い斤量56.5キロもマイナスと言わざるを得ない。 ・ヤマニンアルリフラ 芝ダート問わず1200mは【2-0-2-0】と安定。デビュー時から30キロ近く増えた馬体重をそのまま力に変えており、直近の成長力ではメンバー中NO.1と言えるだろう。持ち時計が物足りない点は否めないが、ノーマークは禁物だ。 ・ヤマニンアンフィル 3勝クラスでの馬券内はすべて前走から3ヶ月以上の休み明け。間隔を詰めた2走前は惨敗を喫しており、連闘での参戦には不安が残る。ここは消しが妥当か。 ・ヨシノイースター 昨年のこのレース2着馬。当時は稍重の馬場コンディションで、この馬の好走レンジにビタハマリした感があった。斤量57.5キロ以上での馬券内3戦はいずれも稍重。パンパンの良馬場が見込まれる今週末の小倉芝で全幅の信頼を置くには至らない。 ・レッドヒルシューズ 近走成績は冴えないが、夏の小倉芝1200mは【3-1-0-0】と抜群の適性を誇る馬。何らかの印は必要か。 ・ロードフォアエース デビュー以来、芝1200mは【2-5-0-0】連対外なし。この距離で抜群の安定感を誇る馬だ。なかなか勝ち切れていない点が玉にキズも、夏のオール野芝・スプリント戦にめっぽう強いロードカナロアを父に持つ馬。絶妙なハンデ設定も含め、軽くは扱えない。 【出走表】7/6 北九州記念馬柱 【北九州記念2025/枠順】ヨシノイースターが「0.0.1.9」の大外イン フラットな傾向も「脚質で取捨可能」単回収値606の穴候補は 【北九州記念2025/外厩リスト】ヨシノイースターは昨年同様の調整で虎視眈々 「在厩調整2騎」にも要警戒
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