【北九州記念2025/枠順】ヨシノイースターが「0.0.1.9」の大外イン フラットな傾向も「脚質で取捨可能」単回収値606の穴候補は
Winsight編集部
2025-07-04 12:50

JRAは4日、第60回北九州記念(GIII、芝1200m)の枠順を発表した。 葵Sを差し切り勝利したアブキールベイは7枠14番、芝1200mで連対を外したことがないロードフォアエースは7枠15番、昨年2着のヨシノイースターは8枠18番から発走する。北九州記念2025の枠順 ■外の先行馬が強い 過去10年、いわゆる死に枠はなく、どの枠からも2頭以上の好走馬が出現している。もっとも安定感を示すのは6枠で【2-2-4-12】複勝率40.0%、複勝回収値154と高値安定。6枠を手にしたドロップオブライトとスリーアイランドは、前走千直で2桁着順もGIII戦では大きく負けていない。まったく人気はなさそうだが押さえ必須か。なお、昨年より実施時期が8月ではなくなりこの時期に変わったが、枠順傾向に大きな差はない。 脚質で見ると、逃げ・先行【5-6-3-34】のうち、1枠が【0-0-0-6】、2枠も【1-0-0-6】。1~4枠【1-3-0-20】勝率4.2%、複勝率16.7%に対して、5~8枠は【4-3-3-14】勝率16.7%、複勝率41.7%、回収値は単勝145、複勝209と外の先行馬が強い。1200m戦でのダッシュ力は重要なため、内枠だと被されたり厳しい競馬を強いられる側面が影響していそうだ。ロードフォアエースは好枠をゲット。復調気配を見せるオタルエバーも前走のように先行できればおもしろそう。ヨシノイースターは外枠だが【0-0-1-9】の大外枠。当日5番人気以内でも【0-0-0-5】と狙いにくい。 4角10番手以下だと【1-1-2-68】と後方勢を積極的に狙うのは難しいが、9番手以内を取れていた差し馬は【4-3-4-41】と勝ち負けも十分。このうち、馬番9番までが【3-2-2-24】勝率9.7%、複勝率22.6%、回収値は単勝606、複勝170と高回収。10番から外は【1-2-2-17】勝率4.8%、複勝率19.0%と馬券には普通に絡むものの、回収値は単勝146、複勝61と低くなる。差し馬に関しては馬群にうまく収まりやすい枠に入ったかがポイント。また、もちろん当日上がり上位の脚を使えなければ馬券圏内は難しく、良馬場であれば、中団から上がり3F33秒台で持続的なスピードが求められる。 控える競馬で結果を出してきたアブキールベイは53キロの恩恵があるにせよ、外の差し馬が振るっていない点は気になる。ヤマニンアルリフラは前半3F33秒台の流れは未経験。先行できなかった場合、控えて終いに脚が使えればチャンスがありそうだ。ほか差し馬ならメイショウソラフネやヤマニンアンフィルは高配当をもたらす穴候補になりそうだ。
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