【ローズS2025/DATAピックアップ】前走オークス組“圧倒的”も 別路線の好走パターンに「複数合致」の注目穴馬とは
Winsight編集部
2025-09-10 17:00
14日、第43回ローズS (GII、芝1800m)が阪神競馬場で行われる。 オークスを制したアパパネ、同レース上がり最速で3着のタガノアビーや、NHKマイルC3着のチェルビアットらが出走予定。 ここではWinsight編集部「データ班」が、重賞データを掘り下げて“注目馬”をピックアップする。 ◆【ローズステークス2025/大口投票】1人気カムニャックに集中、発走直前に状況変わるか 14日の高額投票最新状況を随時更新中 ■中心はオークス組 <前走レース> オークス【6-2-3-35】 1勝クラス(特別戦除く)【3-4-2-27】 出雲崎特別【1-0-0-0】 三面川特別【0-1-0-1】 フローラS【0-1-0-2】 藻岩山特別【0-1-0-1】 青島特別【0-1-0-0】 桜花賞【0-0-1-3】 道新スポーツ杯【0-0-1-1】 八ヶ岳特別【0-0-1-0】 西部スポーツ杯【0-0-1-0】 HTB賞【0-0-1-0】 前走レース別で見るとオークス組が6勝、馬券内に入らなかったのは2023年のみと、際立った成績を残している。 注目すべきはオークスでの着順で、掲示板内に好走をした馬は、過去10年で【4-1-3-4】、連対率41.7%、複勝率66.7%と高い好走率を誇る。その一方で、オークス6着以下は【2-1-0-30】、複勝率9.1%と苦戦傾向。1週前の紫苑Sはオークス出走馬であれば着順は関係ないといった傾向ではあったが、本レースではその反対で“オークスでの着順がダイレクトに響く”と言える。 時点で特別戦を除く1勝クラスが3勝を挙げ、2着の数ではオークス組を凌ぐ好成績。昨年7番人気で2着したチェレスタや、2023年にこちらも7番人気で優勝したマスクトディーヴァなどがここに含まれる。 この組からの好走馬には、条件戦につき当然ながら前走1着であることが必須。例外は2022年に前走2着からローズSでも2着したムジカのみとなるため、最低限の実績は持ち合わせてなくてはならない。 また、そのムジカも含めてこの組からの好走馬はすべて前走で4番人気以内に推されていた。 ■注目馬ピックアップ オークス上位組は元々注目すべき出走馬であるので、別路線組からフェアリーライクをピックアップ。 前走はチューリップ賞以来5ヶ月の休み明けながら、番手の馬が粘る展開を3-4角でエンジンを吹かし上がり3F最速の脚で差し切り勝ち。 この上がり3F最速というのが非常に重要で、特別戦を除く前走1勝クラス組からの好走馬は、2022年3着のエグランタインを除き、すべて前走で上がり最速をマークしていた。なお、エグランタインも上がり2位をマークしていたため、条件戦で上位の脚を使い好走するというのはローズSで好走する上でなくてはならない資質ということになる。 また、先に挙げた前走1着であることや、同様に前走の人気もクリア。 もともとは春のローズSで4番人気に推されていた期待馬。当時は折り合いを欠き、またレースでも勝負どころで締められ下げる不利があり権利取りならずだったが、しっかり休ませて馬体も増え成長を見せた。 今回も前走に続き武豊騎手を鞍上に確保。荒削りなところはまだ残るが、いよいよ才能の開花に期待したい。 ◆【ローズステークス2025/AI見解】AIが高評価した「台風の目」候補は? 西の秋華賞前哨戦から注目馬をピックアップ ◆【セントライト記念2025/全頭診断】ミュージアムマイル撃破の可能性を秘める“メイチ仕上げ組” 波乱含みの菊花賞トライアル ◆【ローズステークス2025/枠順傾向】パラディレーヌに“連対率41.7%” 外枠優勢も人気サイドは取りこぼし多数……一発を秘める伏兵は
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