【スプリンターズS2025／DATAピックアップ】「内枠の先行馬」に要注意 傾向合致で警戒すべき想定フタ桁人気の爆穴
Winsight編集部
2025-09-24 17:00
28日、第59回スプリンターズS（GI、芝1200m）が中山競馬場で行われる。 春の高松宮記念を優勝し、春秋統一制覇を目指すサトノレーヴ、昨年の覇者ルガル、悲願のGI制覇を狙うナムラクレアやトウシンマカオなどが出走予定。 ここではWinsight編集部「データ班」が、重賞データを掘り下げて“注目馬”をピックアップする。 ◆【スプリンターズステークス2025予想／枠順傾向】トウシンマカオが「馬券内率5％」の不振枠 “高配当の使者”は内枠の後方勢 ■近年は先行馬が連勝中 ＜脚質＞ 逃げ【0-2-1-7】 先行【4-4-2-26】 差し【5-4-3-48】 追込【1-0-4-48】 マクリ【0-0-0-0】 脚質別で見ると差しが5勝なのに対し、先行が4勝と差しがやや優勢に映るが、2021年以降直近4年間の勝ち馬はすべて先行馬という点に注意。本レースの予想では、近年の馬場の高速化に伴い、より前が有利な状況になっていることを踏まえておく必要がある。 そんな隆盛を誇る先行勢の枠番別成績は以下の通り。 1枠【1-0-1-1】 2枠【1-1-1-2】 3枠【1-0-0-1】 4枠【0-0-0-6】 5枠【0-2-0-2】 6枠【0-1-0-6】 7枠【1-0-0-4】 8枠【0-0-0-4】 5枠のみ例外となるが、内に行くほど好走率が高まる傾向。特に4角2番手から勝利した2021年のピクシーナイト、2022年のジャンダルム、2023年のママコチャは内枠を利してインの番手からという競馬でGIタイトルをもぎ取った。また、昨年こそルガルが7枠から勝利したが、6～8枠は【1-1-0-14】と、はっきりと苦戦傾向にあると言える。 ■先行馬かつ前走差し競馬の馬に注意 以上を踏まえて注目したいのは先行馬、さらに内枠であればなお良し……となるのだが、本番で先行して勝利した馬には共通点がある。 前走逃げ【0-1-0-7】 前走先行 【0-3-1-9】 前走差し【4-0-1-5】 前走追込【0-0-0-3】 前走マクリ【0-0-0-0】 上記の通り、本番で勝利した先行馬はすべて前走で差す競馬をしていた。具体的には前走4角を5～8番手で通過した馬が本番で先行したら【4-0-1-4】、勝率44.4%、複勝率55.6%と非常に高い数値を示す。 ここまでの例を踏まえて、前走差し競馬かつ本番で先行する見込みのあるヨシノイースターに注目したい。 同馬は前走セントウルSでは4角を5番手でパス、2走前の北九州記念でも4角7番手からと近走は差す競馬をしているが、3走前に1着した今回と同コースの春雷Sでは4角2番手から抜け出し勝利。昨年、一昨年の北九州記念でも先行して好走するなど、重賞の舞台でも立ち遅れずに先行することができるのは証明済み。 今回は作戦次第となるが、内枠を得た上で腹を括る競馬をすれば高配当の使者になる可能性が存分にある。直前まで動向に注目したい1頭だ。 ◆【スプリンターズステークス2025／全頭診断】サトノレーヴの「0.1.1.12」をどう捉えるか？ 人気盲点の“馬券内率83％”馬が虎視眈々 ◆【シリウスステークス2025／全頭診断】ジンセイに「3.1.2.1」の高好走率データで軸不動か 穴候補は“圧巻の4走前”が光る想定6人気以下 ◆【トレセンのウマい話】低空飛行だったジョッキーが一気の浮上 今すぐ「春のイメージを捨てるべし」
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