【アイルランドトロフィー2025／全頭診断】関屋記念組2頭なら断然ボンドガール 穴妙味は「2.1.1.3」の想定8人気以下
馬柱探偵 田原基成
2025-10-09 18:00
エリザベス女王杯の前哨戦として施行されるアイルランドトロフィー2025。カナテープ、ボンドガールといった出走馬をどのように分析したのか？ ※2025年10月9日時点の見解であり、実際の結論（印・買い目）は週末の予想コラムにてご確認ください。 ◆【アイルランドトロフィー2025／大口投票】上位拮抗もアンゴラブラックに「100万超え」…未勝利戦でも動きあり 12日の主な高額投票を随時更新中 ・アドマイヤマツリ 前走ヴィクトリアマイルは7着。それでもハイペースを前々で運び、勝ち馬と0秒3差なら及第点を与えられる内容だ。芝1800mは【4-2-0-0】連対率100％と抜群の安定感。昨年10月には当舞台を上がり3F33秒1で制しており、条件替わりのここは見直すべき1頭と言える。 ・アンゴラブラック これまで6戦4勝と、トントン拍子でオープンクラスまで駆け上がった馬。ただ3連勝の近走はいずれも2着馬と僅差で、負かした相手も強力とは言えないものだった。休みを挟んでも馬体重が増えてこない現状から、クラス通用にはもう少し時間がかかりそうだ。 ・アンリーロード 時計のかかる福島芝だったとはいえ、芝1800ｍの前走勝ち時計1分49秒6は平凡。2走前に惨敗を喫した舞台替わりも含めて、重賞即通用は難しい印象だ。 ・カナテープ 3勝クラスを勝ち上がるまでは時間を要したが、その後は府中牝馬S2着→関屋記念1着。一気に重賞ウイナーまで駆け上がった。距離は1800mまで許容範囲だが、近2走はいずれもハンデ戦で斤量の恩恵あり。セキトバイースト、ボンドガールと2キロ以上の斤量の恩恵があった2頭と同斤量になる今回、連勝へのハードルは決して低くない。 ・キャットファイト 昨年9月以来のレースとなる馬。中山マイルがもっとも合う馬で、ここは次走への叩き台と捉えたい。 ・サフィラ 前走ヴィクトリアマイルはマイナス10キロの馬体重減。3歳時のクイーンCもそうだったが、関東遠征でパフォーマンスを落とす背景には輸送距離による馬体重の変化がありそうだ。サリオスにシュネルマイスター、サラキアと近親に東京芝1800m重賞勝ち馬がズラリと並ぶ血統背景は魅力だが、当日のコンディションは注視すべきだ。 ・セキトバイースト 連勝で重賞ウイナーに輝いた前走。上位馬のなかでももっとも重い斤量55.5キロを背負っていたことを考えると、その価値は高いと言えるだろう。左回りは【2-1-1-1】馬券内率80％。スローの切れ味勝負になった際の不安こそあれ、ここも軽くは扱えない。 ・セフィロ 前走勝ち時計は前日の2勝クラスより遅かった。重賞即通用は難しい注文と言えそうだ。 ・ドゥアイズ 今年に入ってから掲示板内すらない馬。ピークアウトの感は否めず、厳しい戦いが予想される。 ・ピースオブザライフ 芝では1勝クラスですらフタ桁着順に敗れる現状。厳しい。 ・フィールシンパシー 左回りオープンクラスは【0-0-0-4】掲示板内なし。変わり身は望み薄か。 ・ホウオウラスカーズ 人気薄を覆す激走をみせた前走京成杯AH。1枠1番からロスなく運んだ利に加えて斤量52キロもプラスに働いたのだろう。翻って、今回は6戦未勝利の東京芝1800mかつ斤量55キロ。連続好走を望むのは酷に映る。 ・ボンドガール 新馬戦以降、勝ち星がない馬。それでも重賞で6度の2着と賞金を積み上げており、今年は牡馬混合重賞で2度の連対がある馬だ。関東圏の非GIレースは【1-3-1-0】と安定。秋の東京重賞で毎年無双状態のC.ルメール騎手騎乗となれば、中心に据えることも視野に入れるべきだろう。 ・ライラック 2年前の秋を最後に馬券内から遠ざかる馬。前進を望むのは難しい印象を受けてしまうところだが、前走クイーンSは上がり3F2位の脚とまだ終わっていないことを示した。同条件で施行されていた過去10年の府中牝馬Sにおいて、前走クイーンSで上がり3F2位以内を記録した馬は【2-1-1-3】。展開ひとつで上位進出の可能性は十分だ。 ・ラヴァンダ 前走3勝クラスを勝ち上がった馬だが、それ以前にフローラS2着、阪神牝馬S3着、府中牝馬S3着と重賞で好走多数。あくまで昇級戦は形式上との見方で良さそうだ。相手なりに走れるのがこの馬の強み。何らかの印は必要か。 ・リラボニート 夏競馬を4戦したのちの秋競馬。レースを使われた疲労度も気になるところで、上積み材料は見出しにくい。 ◆【アイルランドトロフィー2025予想／AI見解】AI高評価の「妙味・穴馬・台風の目」は？ 前日上位人気以外からサフィラ、ライラックなど注目馬ピックアップ ◆【スワンステークス2025予想／全頭診断】マイルCS前哨戦に好メンバー集結 ウインマーベルより評価すべき「4.0.0.0」の4歳馬は ◆ソフトバンク柳田悠岐所有のベンティガオルサ、武豊騎手で12日デビュー 同レースにはイクイノックス全妹イクシードも
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プロ野球・ソフトバンクの柳田悠岐外野手が馬主を務める2歳牡馬・ベンティガオルサが、12日の東京5R・2歳新馬戦（芝2000m）でデビューを迎える。鞍上には武豊騎手を配し、清水久詞調教師（栗東）管理のもと、満を持しての初陣。同レースにはイクイノックスの全妹イクシードも出走予定で、注目度の高い新馬戦となりそうだ。
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