【皐月賞/トラックバイアス読解】怪時計連発の“超高速”Cコース開催 時計勝負に強い有力馬と穴馬、そしてドンピシャ特注馬

Winsight編集部

2025-04-20 09:45

【皐月賞/トラックバイアス読解】怪時計連発の“超高速”Cコース開催 時計勝負に強い有力馬と穴馬、そしてドンピシャ特注馬
【皐月賞/トラックバイアス読解】怪時計連発の“超高速”Cコース開催 時計勝負に強い有力馬と穴馬、そしてドンピシャ特注馬
第84回皐月賞(GI、芝2000m)が行われる中山競馬場の馬場情報が20日、JRAより発表された。

中山は芝・ダートともに「良」でスタート。芝のクッション値は「10.6/やや硬め」と前日よりさらに硬化。芝の含水率はゴール前10.8%、4コーナー10.7%と計測された。

■土曜時点で怪時計連発

今週はCコース替わりの中山芝は土曜時点で芝のクッション値「10.3/やや硬め」。土曜中山5R・3歳未勝利(リバーバレイト)は芝1600m1分32秒0と、前週のニュージーランドT(イミグラントソング)より0秒4速い時計が出た。

土曜中山7R・4歳上1勝クラス(エラン)は芝2000m1分58秒4。9R・袖ケ浦特別(レッドエヴァンス)は芝1200m1分07秒2であり、これは前年の皐月賞当日にサトノレーヴが記録したリステッド競走・春雷Sに0秒1迫る勝ち時計だった。昨年の皐月賞は1分57秒1のレコードを記録。前半1000m57秒5というハイペースがもたらした時計だが、今年も高速決着は濃厚か。

昨年の勝ち馬ジャスティンミラノは前走・共同通信杯を完勝、2着コスモキュランダは1勝クラスと弥生賞で1分59秒台の速い決着に対応していた。3着にはマイラーのジャンタルマンタル。時計勝負に不安のあったレガレイラ、シンエンペラー、アーバンシックはこれらに遅れている。

■持ち時計から浮上の最右翼

今年も高速馬場への適性が求められそうだ。東京の実績で見れば東スポ杯2歳Sのクロワデュノール、アイビーのSをレコード勝ちし共同通信杯を制したマスカレードボールヴィンセンシオは葉牡丹賞で中山芝1分58秒8の2歳コースレコードを記録しており、重賞実績から注目の存在。

なお、土曜中山芝の傾向から、2勝を挙げたキングカメハメハ系種牡馬の産駒、そして3勝2着1回のJ.モレイラ騎手にも注目。ここでもドゥラメンテ産駒のマスカレードボールが浮上するほか、7枠のアロヒアリイカラマティアノス、ヴィンセンシオの3頭は父または母に内包。このキーワードにドンピシャなのは、父がキングカメハメハ系種牡馬で鞍上J.モレイラ騎手のミュージアムマイルだ。

25年(皐月賞当日)
含水率
┗ゴール前=芝10.8%|ダ10.7%
┗4コーナー=芝2.2%|ダ2.7%
芝のクッション値=10.6[やや硬め]

24年(ジャスティンミラノ)
含水率
┗ゴール前=芝12.4%|ダ5.7%
┗4コーナー=芝14.1%|ダ5.9%
芝のクッション値=9.6[標準]

23年(ソールオリエンス)
含水率
┗ゴール前=芝14.9%|ダ13.6%
┗4コーナー=芝14.4%|ダ14.1%
芝のクッション値=8.0[標準-やや軟らかめ]

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