【府中牝馬ステークス2025／全頭診断】カニキュルの前走パフォーマンスは破格 大穴候補に「2.0.0.0」想定10人気以下
馬柱探偵 田原基成
2025-06-19 18:10
※2025年6月19日時点の見解であり、実際の結論（印・買い目）は週末の予想コラムにてご確認ください。 ・アスコルティアーモ オープンクラスでは掲示板外が続く馬。厳しい。 ・ウインエーデル 昇級後は見せ場なく敗れるレースが続いているが、東京芝1800mは【2-0-0-0】と負け知らず。母コスモプラチナが制した6月重賞かつ久々の牝馬限定戦替わりでヒモ穴に一考したいところだ。 ・ウンブライル 重賞での馬券内は芝1600m戦に限定。この条件での強調材料は乏しい。 ・エリカヴィータ 3年以上にわたり馬券内から遠ざかる馬。厳しい。 ・カナテープ この条件の前走を制して臨む馬。6歳にして初重賞挑戦だが、コース適性では引けを取らないだろう。当初騎乗を予定していたD.レーンが斤量により騎乗できないのは誤算も、押さえ程度には。 ・カニキュル 2勝クラスから格上挑戦で臨む馬。さすがにハードルが高いのでは……と思ってしまうところだが、休み明けの前走は自身最高馬体重にもかかわらずスッと先行→直線では見せムチだけで悠々と突き抜けた。休みを経てワンランク上の競走馬に生まれ変わった感があり、今回は昨年同時期に勝利実績を持つ東京芝1800m替わり。無謀にも思えるローテーションを成功させてくれる雰囲気を漂わせる。 ・グランスラムアスク 今年に入ってから芝1400-3000mまで何が何だかわからないようなローテーション。ここも厳しい戦いが予想される。 ・シングザットソング デビューから一貫して芝1600m以下を使われてきた馬。短縮ローテかつ上がりのかかるハイペースが望ましい馬でもあり、距離延長とスロー想定のここで馬券内突入は難しい注文と言えそうだ。 ・セキトバイースト 前走都大路Sは牡馬相手に0秒5差の完勝。特殊な馬場コンディションが向いたとはいえ、簡単にできる芸当ではないだろう。左回りは【1-1-1-1】掲示板外なし。開催後半のタフな馬場コンディションもこの馬向きと言えるし、軽視はできない。 ・タガノエルピーダ 前走阪神牝馬Sは2番人気7着。力関係云々よりスローの上がり勝負が合わなかった印象だ。開催後半の東京芝なら前走ほど速い上がりになることはないだろうし、キズナ産駒は東京芝1800mで馬券内率40％超え＆単複回収値120超え。血統面でも侮れない穴馬候補だ。 ・フィールシンパシー ベスト条件は小回りの芝1800mだが、牝馬限定のGIIIでは常に勝ち馬と0秒3差以内。好走がオッズに反映されないタイプの馬で、何らかの印は必要か。 ・ミアネーロ 出走を予定していた前走ヴィクトリアマイルはまさかの出走取消。そこから仕切り直しでこの舞台を選択する運びとなった。過去の戦績から中山巧者ぶりは明らかだが、そもそも東京を使われたのオークスのみ。芝1800mの成績【2-0-0-1】を見るより距離適性を重視すべきで、中間の動きが素晴らしかったヴィクトリアマイル時と遜色ない動きを披露している点も心強い。 ・ラヴァンダ 良くも悪くも相手なりのタイプで、重賞3着から臨んだ前走3勝クラスは2着。それでも当時の勝ち馬ランスオブクイーンはオークス5着馬、3走前の勝ち馬サブマリーナも新潟大賞典2着なら評価は下がらないし、この舞台でも馬券内突入の可能性は十分だ。 ・ラヴェル 年明け以降は掲示板外が続く馬。昨年秋の復活がなかったかのようなパフォーマンスに終始してしまっており、得意の京都芝外回りに替わるまでは静観が妥当か。
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