【皐月賞/穴ライズ】サトノシャイニングより「フォーメ2列目」で置くべき妙味 大敗歴を相殺するCコース替わり【前編】

山田剛(Winsight Producer)

2025-04-19 20:00

【皐月賞/穴ライズ】サトノシャイニングより「フォーメ2列目」で置くべき妙味 大敗歴を相殺するCコース替わり【前編】
【皐月賞/穴ライズ】サトノシャイニングより「フォーメ2列目」で置くべき妙味 大敗歴を相殺するCコース替わり【前編】
競馬・スポーツメディア編集長兼務の『Winsight』プロデューサー。前走不利、コース替わり、調教一変などから穴馬を分析する「穴ライズ」を提唱。◎○を1列目に置く「二刀流」の馬単・3連単フォーメーションは攻守バランスに優れ、年間回収率は毎年100%超を記録する。
先週の桜花賞は◎アルマヴェローチェとしつつも2着を想定し、○エンブロイダリー、☆リンクスティップで、馬単2000円+3連複2200円+3連単1万1060円。

3連単は◎1着のフォーメを買わず点数絞りに成功したけど、3連複は軸フォーメにせず軸2頭が正解だったなぁ……と反省。買い目を絞らないと肝心な「資金配分」が難しいので、そこぜったい重要。

『Winsight』では、この「資金配分」にこだわり設計中。点数を絞れば投資金額次第では、馬連・馬単や3連複でも3連単万馬券クラスにドカンと払い戻し確保できるし、それが現実的だと思う。単勝やワイド1点勝負で10万円超えること、あるもんね。

で、クロワデュノールが「1強」ムードの皐月賞。

ここは奇をてらう、というか無理に逆らうべきじゃないし、【前編】は無料コラムだけど、素直に◎を打ちます宣言しておきます。そうしないと無駄な買い目が増えちゃいそう。

今回肝心なのは「2、3着はどの馬か?」だと思う。【前編】コラムではクロワデュノールに続く評価の馬たちを取捨し、フォーメ2列目に言れる1頭を紹介!

■皐月賞2025予想【前編】

クロワデュノールに続くのは、きさらぎ賞圧勝のサトノシャイニングか、3連勝で京都2歳Sを快勝したエリキングか、このへんかな、と予測。

サトノシャイニングは確かに前走が桜花賞3着のリンクスティップ相手に3馬身差は強かった。3着ランスオブカオスもチャーリルダウンズCを制し、メンバーレベルも高く思える。東スポ杯2歳Sは落鉄がありながら、クロワデュノールの0秒1差。

ただ、きさらぎ賞を振り返ると前半800m46秒1と速いペースながら意外と馬群密集で進んで、前が厳しい競馬。この展開で一旦先頭に立ったリンクスティップがかなり強い競馬をしたレースで、サトノシャイニングは後方で脚を溜め、最後はストレスフリーの大外からズドン。強いのは間違いないけど流れが向いたのは事実。

東スポ杯は落鉄があったとはいえ、相手は「六、七分のデキ」なんて滅多に聞かない泣きのコメントが出ていたほど絶不調だったわけで、それを考えると力差は3/4馬身どころじゃない。

クロワデュノールがホープフルSでつけた着差は、2着ジョバンニに2馬身差、3着ファウストラーゼンには3馬身1/4差。サトノシャイニングが抜けた2番手とも思えず、行きたがる面もある馬が8枠に入った今回は他馬に先着を許す可能性十分と見た。クロワデュノールとこの馬を組み合わせてもしゃーない、というのもありここは「消し」でいく。

□大敗歴が嫌われるなら……

そのジョバンニを「モノサシ」に見ると、エリキングは京都2歳Sで1馬身1/4の0秒2差とクロワデュノールと双璧。派手さはないが、勝負根性と追って味のある脚は、同じ勝負服も相まってシンエンペラーに似た印象を受ける。そのシンエンペラーが5着と敗れたように、皐月賞は極限のスピードが求められる舞台。

エリキングはここまで少頭数のレースばかりだったのもあるが、勝ち時計は突出したものではなく、しかも骨折明けで初関東のGI。さすがに家賃が高いと見るべきかな、と。多頭数の経験がない馬が1枠も揉まれる競馬でどうか。バックボーンが人気を背負うキーワードづくりだし、ここは人気より印を落としたい。と言いながら、誰もが不安を抱いている様子のオッズ。こっそりと2列目には置く。

エリキングは2列目に入れるけど、サトノシャイニングは消し。では、このほかフォーメ2列目にどの馬を置くべきか?

これだけ成績が綺麗な馬が揃ったら、人気の盲点はクロワデュノールと勝負付けが済んだと思われている馬や、前走2着以下に敗れた馬だと思う。

このうち、前走完勝だったのに注目度が低いな、と思うのが共同通信杯勝ち馬のマスカレードボール。ホープフルSで11着に大敗したことから「左回り専用じゃね?」なんて声も聞こえるが、当時は状態面も精神面も厳しい状態。中間は馬場入りをゴネて乗り役に抵抗し、レースでは後方で全く競馬に参加せずというものだった。

一転、共同通信杯は能力全開。好位で折り合い後続を寄せ付けずに、勝ち時計1分46秒0は素晴らしい。Cコース替わりで高速決着が予想される今回、2歳時のアイビーSで1分45秒8という圧巻のスピード能力を披露した同馬には、ドンピシャの舞台となるはずだ。ホープフルSの大敗が嫌われるなら積極的に狙うべきで、フォーメ2列目に推奨したい。

皐月賞2025予想の結論(印・買い目)は【後編(エキスパート予想)】にて。

無料会員登録はこちら!

ニュースの閲覧やコメントの書き込みで「スコア」が貯まる!みんなのパドック診断にも参加可能!
メールマガジンで最新情報をお届け

今すぐ登録
 この記事は参考になった  1

オーサープロフィール

山田剛(Winsight Producer)
『穴馬アナライズ 盲点×妙味×爆穴』
このオーサーのプロフィール

関連リンク

無料会員登録はこちら!

ニュースの閲覧やコメントの書き込みで「スコア」が貯まる!みんなのパドック診断にも参加可能!
メールマガジンで最新情報をお届け

今すぐ登録

「皐月賞」の新着記事