【天皇賞春/DATAピックアップ】「馬券内率88.9%」にプラスα盛り盛りの軸推奨馬
Winsight編集部
2025-04-30 16:00

5月4日開催の天皇賞・春で過去10年の傾向から注目馬を紹介。データに基づく予測で、勝利の鍵を徹底分析!
5月4日、第171回天皇賞・春(GI、芝3200m)が京都競馬場で行われる。 今年は、昨年の菊花賞2着でダイヤモンドSを快勝したへデントール、前走の阪神大賞典を6馬身差で圧勝したサンライズアース、同3着で復調気配を見せた昨年の宝塚記念馬ブローザホーン、一昨年の覇者で2度目の制覇を狙うジャスティンパレスらスタミナ自慢がエントリー。 ここではWinsight編集部「データ班」が、過去10年の重賞データを掘り下げて“注目馬”をピックアップする。 ■前走の“格”も問われる 阪神大賞典【4-6-5-50】 日経賞【2-1-2-37】 大阪杯【1-1-0-4】 AJCC【1-0-0-2】 産経大阪杯【1-0-0-1】 有馬記念【1-0-0-0】 ダイヤモンドS【0-1-1-16】 日経新春杯【0-1-0-0】 京都記念【0-0-1-4】 レッドシーターフHC【0-0-1-0】 好走歴のある前走レースはダイヤモンドS以外すべてGII以上と、171回を数える伝統あるレースだけに格の高いレースがズラリ。中心となるのは前走阪神大賞典組。特に勝ち馬は過去10年で【4-2-2-1】勝率44.4%、複勝率88.9%、馬券内はほぼ鉄板級。阪神開催だった2021年、22年でもディープボンドが2年連続2着とローテーションとしても好相性なのは明白。 なお、京都開催時の過去8年において、阪神大賞典の勝ち馬は【4-0-2-1】勝率57.1%、単勝回収値252とさらにアップする。また前走で上がり3ハロン最速で走った馬は【5-1-2-12】と、過去8年で5勝を挙げており、占有率が高い。スピードを兼ね備えた持続力は京都外回りコースの下り坂で活き、ステップとしても実績としても阪神大賞典組を中心視するのがマストだ。 ■注目馬ピックアップ 今年の阪神大賞典を制したのはサンライズアース。昨年はダービー4着から菊の舞台へ期待を持たれていたものの、夏負けが長引き秋を全休。復帰戦となった日経新春杯ではシンガリ負けを喫するが、使われる毎に本領発揮。前走では押し出されて逃げる形で、2周目3コーナーまで前に馬を置けないまま物見をしながらの競馬になったものの、ラストは上がり最速で後続を6馬身千切る強烈な勝ち方をしてみせた。 また本レースは、当日逃げまたは先行した馬が5勝2着6回と連対馬16頭中11頭を占め、前で競馬をする馬が圧倒的に結果を残している。前走でも示したように同馬は豊富なスタミナがあり前受けできるタイプ。鞍上の池添騎手がかねてより公言する「勝ちたいGIレース」と力のこもる一戦で、サンライズアースに“ほぼほぼ死角なし”といったところか。人馬とも待望のGIタイトル奪取に期待する。
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