【宝塚記念2025／DATAピックアップ】「強みがそのまま本レースの好走傾向に一致」となる注目馬

Winsight編集部

2025-06-11 16:00

【宝塚記念2025／DATAピックアップ】「強みがそのまま本レースの好走傾向に一致」となる注目馬

6月15日開催の宝塚記念で過去10年の傾向から注目馬を紹介。データに基づく予測で、勝利の鍵を徹底分析！

15日、第66回宝塚記念（GI、芝2200ｍ)が阪神競馬場で行われる。

今年は、大阪杯を連覇しファン投票でも堂々の1位に選出されたベラジオオペラ、昨年の有馬記念を制したレガレイラ、菊花賞馬アーバンシックらが出走予定。

ここではWinsight編集部「データ班」が、過去10年の重賞データを掘り下げて“注目馬”をピックアップする。

■“位置取り”が好走のカギ

＜脚質＞
逃げ【0-2-1-6】
先行【6-0-2-25】
中団【3-3-5-40】
後方【0-3-1-37】
マクリ【0-1-0-2】
※京都開催の2024年を除く

過去9回のうち、先行馬が6勝を挙げており最多。一方で差し・追込勢は3勝、2着6回と、完全に用無しとは言えず、突っ込みも目立つ。特に阪神開催における直近である2023年の宝塚記念はイクイノックス→スルーセブンシーズ→ジャスティンパレスと控えた馬が馬券内を占めていた。

＜4角位置＞
先頭【1-2-1-5】
2番手【4-1-1-10】
3番手【0-0-1-11】
4番手【1-0-0-7】
5番手【0-1-0-6】
6～9番手【3-2-6-27】
10着番手以下【0-3-0-44】
※京都開催の2024年を除く

しかしながら、上記のデータからも分かる通り、基本的には前有利。特に4角2番手以内で運んだ馬は5勝と無視できない数字を挙げており。3-4角の運びが結果を分けるといった趣だ。

■注目馬ピックアップ

前項を踏まえた上で、ピックアップしたいのはドゥレッツァ。

メイショウタバルという強力なハナ志向がメンバーにいる為、隊列は容易に決まりそう。離れた番手から好位に収まるのは同馬である可能性が高い。

また、阪神開催の過去9回において上がり3F5位以内は【9-9-9-22】。前段における脚質と4角位置のデータからはイメージに合わないが、上がり6位以下の馬券内ゼロと、“そこそこの位置から速い上がりを使えないと馬券にならない”とデータは示している。

ドゥレッツァは昨年の金鯱賞までデビューから上がり3F3位以内を外したことがなく、スローペースの助けはあったがジャパンカップも逃げて上がり3F4位。前から速い脚を使える同馬の強みがそのまま宝塚記念の好走傾向に当てはまる。

今年は4歳世代の強さが目立つが、大阪杯のベラジオオペラやクイーンエリザベス2世Cのタスティエーラなど5最世代も意地を見せている。4歳の人気馬が順調さを欠いており、復調気配を見せている今ならこの馬に出番があっても。