【オークス/馬場研究班】「好位差し」が目立った土曜東京芝、日曜午前まで大雨予報で「道悪」なら28年ぶり
Winsight編集部
2025-05-24 18:50

土曜東京は芝・ダートともに「良」と発表され、午前発表の芝のクッション値は「9.7/標準」。芝の含水率はゴール前12.3%、4コーナー13.2%と計測。 予報の傘マークは土曜夜から日曜朝に移動し、土曜の馬場コンディションは良好だった。 ■Vポジションは先行勢の後ろ あくまで土曜の馬場傾向となるが、東京芝は先行集団の1列後ろに構えた馬の抜け出しが目立った。 逃げ・先行の押し切りは難しく、追込も届かずといったシーンが続き、東京9R・カーネーションCも2番手から抜け出しを図ったクライスレリアーナを外からジョスランが差し切りV。後方で折り合い専念のエストゥペンダは追い込んだが届かなかった。 日曜は午前まで雨の予報。午後から雨は上がり、気温も一気に上昇の予報で本番までにどこまで馬場が乾くかチェックが必要だ。 ■道悪オークスなら28年ぶり 重となれば1997年以来となり、この時は逃げた桜花賞馬キョウエイマーチが11着に沈み、後方待機から追い込んだメジロドーベルが圧勝した。稍重はアパパネとサンテミリオンの同着で決した2010年以来。2頭はやはり後方待機からの戴冠だった。 今年は桜花賞上位3頭が差し・追込。ただ、最内枠に入ったアルマヴェローチェは馬場が内から乾くなら好都合だが、逆に内の痛みが加速すれば直線外へ持ち出す必要がありそうだ。 なお、土曜東京芝ではキズナ、ダノンバラード、エピファネイア、モーリスと重厚な種牡馬が台頭。ジョッキーは芝で3勝2着1回のD.レーン騎手に注目。その点、6枠に入ったブラウンラチェットは兄がフォーエバーヤングの血統で、鞍上がD.レーン騎手と、馬場傾向にフィットする。 25年(オークス前日土曜) 含水率 └ゴール前=芝12.3%|ダ4.1% └4コーナー=芝12.3%|ダ3.5% 芝のクッション値=9.7[標準] 24年(チェルヴィニア) 含水率 └ゴール前=芝12.6%|ダ2.2% └4コーナー=芝13.8%|ダ3.3% 芝のクッション値=9.8[標準] 23年(リバティアイランド) 含水率 └ゴール前=芝14.2%|ダ7.2% └4コーナー=芝15.3%|ダ8.0% 芝のクッション値=9.4[標準]
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