【ラジオNIKKEI賞2025／全頭診断】波乱ムード漂うハンデ戦 軸候補にフクノブルーレイクら”右回り巧者2頭”が浮上
馬柱探偵 田原基成
2025-06-26 18:10
※2025年6月26日時点の見解であり、実際の結論（印・買い目）は週末の予想コラムにてご確認ください。 ラジオNIKKEI賞2025 出馬表（直近5走成績、過去10年データなど） ・アタラシイカドデニ オープンクラスの近2走はいずれも掲示板外。厳しい。 ・インパクトシー 2番人気に支持された前走プリンシパルSは10着。カラ馬につられて進出した挙句、そのカラ馬の影響でスムーズな進路がとれず参考外の一戦で良いだろう。右回りは【1-1-0-0】と安定。スムーズな競馬なら見限れない。 ・エキサイトバイオ デビューから一貫して芝2000mを使われている馬。持ち時計も平凡の域を出ず、厳しい戦いが予想される。 ・エーオーキング 逃げ切り勝ちの前走は道中に1F13秒台が4度も刻まれる超スローが味方した感あり。淀みない流れになりやすい福島芝1800ｍでの連続好走はハードルが高そうだ。 ・ショウナンマクベス 先手を奪った前走プリンシパルSは4着。新馬戦、百日草特別と好走は左回りに限定されている点から、典型的なサウスポーなのだろう。翻って、右回りを使われた2戦はいずれも勝ち馬と1秒以上離される惨敗。個人的には東京もしくは夏・秋の新潟で狙いたい印象を受ける。 ・スナークピカソ 近2走で先着を許した馬が多数出走する組み合わせ。このメンバー相手では分が悪い印象だ。 ・センツブラッド 特殊な馬場だった前走白百合Sは2着。スパッと切れる脚も4角先頭を奪える機動力にも欠けるだけに判断に困る馬だが、当時は少頭数もプラスに働いたのかもしれない。14頭立ての京成杯は8着と馬券外。人気しすぎるようならあまり妙味は感じない。 ・チョングク 2度使われた福島芝1800mはいずれも勝ち馬から1秒以上離される競馬。厳しい。 ・トレサフィール 東京芝1800mを連勝し臨む馬。前走はターフビジョンを確認しつつ最後は流す余裕があり、着差以上の強さが際立った一戦だった。逃げ一辺倒の戦法はいささかリスクだが、良い方に捉えればジョッキーに戦前の迷いがないとの見方も可能。ここも要警戒。 ・バズアップビート 外ラチ沿いに近い位置を通った馬が上位を占めた前走白百合S。展開・馬場が上位進出の要因だったことは間違いないところで、現状は大味な競馬がメインとなってしまっている。2000m以上の距離が合う印象もあり、ここは様子見が妥当か。 ・ビーオンザカバー 4月の1勝クラスを制したのち、休養を挟んで本レースへ。実績不足の感こそあれ、戦ってきた相手にはマジックサンズ、アロヒアリイとのちの重賞好走馬の名前が。夏競馬やコーナー4つの芝1800m好走歴もある点から、何らかの印は必要か。 ・フクノブルーレイク 皐月賞以来のレースとなる馬。当時は時計が速すぎた感があり、相手も近年トップクラスのハイレベルゆえ仕方ない一戦だった。芝1800mは【0-1-1-0】と安定。ローカルのGIIIなら格上の存在と言えるし巻き返しを警戒すべき1頭だ。 ・モティスフォント 逃げる形の前走は2着。なかなか戦法が定まらないものの、東京マイルをあの戦法で2着なら負けて強しと言えそうだ。2走前に勝利実績がある1800m替わりはプラス材料。ここは新馬戦時と同じマクリ差しに活路を見出したい穴馬候補としてピックアップ。 ・レーヴブリリアント 右回りは2勝と好相性も、2度使われた重賞はいずれも掲示板外。変わり身は望み薄か。 ラジオNIKKEI賞2025 出馬表（直近5走成績、過去10年データなど）
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