【天皇賞春/枠順】該当馬が毎年好走中「内枠×先行力あり」の伏兵は“馬券内率61.5%” 外枠なら上位の末脚が必須
Winsight編集部
2025-05-01 17:20

JRAは1日、第171回天皇賞・春(GI、芝3200m)の枠順を発表した。 ダイヤモンドSを4馬身差で完勝したヘデントールは4枠6番、2年前に春の盾を制したジャスティンパレスは7枠13番、阪神大賞典勝ち馬のサンライズアースは3枠5番から発走する。■人気サイドは枠を問わない 京都で行われた過去8年において、複数勝利を挙げているのは1枠【3-0-1-9】と7枠【2-1-0-15】。とはいえ、全体で見ると大きな差はない。また過去8年で2番人気以内が【8-1-1-6】で人気サイドがしっかり勝ち切る傾向にある本レース。2番人気以内を枠別に見ると、1枠が【3-0-0-0】、7枠が【2-0-0-1】と上記の勝ち星はいずれも人気馬によるもの。コーナーを6回まわる長距離戦だけあって、強い馬は内外で枠の影響を受けることは少ない。 一方、3番人気以下【0-7-7-100】を見ると、1~4枠【0-5-5-42】に対して、5~8枠が【0-2-2-58】。人気2頭を除けば、1~4枠からロスを防いでうまく立ち回れる馬が優勢。このうち、当日先行した馬に限れば【0-4-4-5】複勝率61.5%、複勝回収値336をマーク。1~4枠から先行できた馬が出現した7年においては毎年好走を果たしており、前受けできる馬が狙いとなる。人気に推されるがサンライズアースは絶好枠。伏兵ならプラダリアは押さえ必須。 3番人気以下で5~8枠から好走した4頭に共通するのは、当日上がり3F3位以内をマークしていたこと。これに限ると【0-2-2-6】で、馬券外6頭中3頭が4着に健闘していた。なお、中長距離重賞でそういった実績を残していた馬の方が信頼度が増す傾向にあった。ショウナンラプンタ、ジャスティンパレス、ビザンチンドリームはレース運び次第で浮上可能か。 天皇賞・春2025の枠順
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