【天皇賞春/穴ライズ】完敗の一戦から馬が一変 単勝オッズ“2桁”想定の惑星が「適性×成長」で急浮上

山田剛(Winsight Producer)

2025-05-02 16:00

【天皇賞春/穴ライズ】完敗の一戦から馬が一変 単勝オッズ“2桁”想定の惑星が「適性×成長」で急浮上
【天皇賞春/穴ライズ】完敗の一戦から馬が一変 単勝オッズ“2桁”想定の惑星が「適性×成長」で急浮上
4歳世代が中心視される中、実績面からあくまで「惑星」の扱いを受けそうだが、長距離適性と成長度合いを加味すれば同世代のライバルと遜色ない。Winsightプロデューサー・山田の天皇賞・春「穴ライズ」注目馬とは……?
第171回天皇賞春は4歳世代が中心視されるが、昨年は前年のダービー馬と菊花賞馬が惨敗。ひと筋縄ではいかない一戦であり、2年連続で3連単は万馬券を記録している。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「ハヤテノフクノスケ」を取り上げる。

■ハヤテノフクノスケ

早期から長距離路線に照準を絞り、昨秋の菊花賞にも参戦。4角で不利を受けながら15番人気で8着は上出来だが、この時点では上位馬との差を感じる内容だった。

ただ、年明けから一変。休み明けでプラス18キロと馬体に実が入り、2勝クラスを4馬身差で楽勝すると、続く3勝クラス・阪神競馬場リニューアルオープン記念も2着馬に5馬身差と更に着差を広げ2連勝を飾った。

その前走の勝ち時計は阪神芝3000m3分02秒9。時計が出る馬場コンディションだったとはいえ、サンライズアースが圧勝した阪神大賞典より0秒4も速く、他陣営が白旗を挙げるほど。菊花賞時は馬体の維持に注意を払いながらの調整だったが、休養を経て体質が強化され、稽古で負荷をかけても馬体増と充実期へ突入した感がある。1週前には栗東CWコース6F79秒8-1F10秒9を楽々とマーク、更に1段階上のレベルに到達している。

4歳世代が中心視される中、実績面からあくまで「惑星」の扱いを受けそうだが、長距離適性と成長度合いを加味すれば同世代のライバルと遜色ないと見た。8枠15番はフルゲート時なら7枠。7枠は昨年のテーオーロイヤルが好位追走から快勝しており、悲観する枠でもない。むしろオッズに妙味が出て「買い」だ。

無料会員登録はこちら!

ニュースの閲覧やコメントの書き込みで「スコア」が貯まる!みんなのパドック診断にも参加可能!
メールマガジンで最新情報をお届け

今すぐ登録
 この記事は参考になった  3

オーサープロフィール

山田剛(Winsight Producer)
『穴馬アナライズ 盲点×妙味×爆穴』
このオーサーのプロフィール

関連リンク

無料会員登録はこちら!

ニュースの閲覧やコメントの書き込みで「スコア」が貯まる!みんなのパドック診断にも参加可能!
メールマガジンで最新情報をお届け

今すぐ登録

「天皇賞(春)」の新着記事

連載コラム記事
いいね数ランキング

1

【皐月賞/危険な人気馬】想定3人気内を“消し” シンエンペラーも馬券外の「0.0.0.9」全滅データ該当

石川豊

競馬界には“セリでの高額馬は走らない”との定説があるが、これまでのGI馬で、歴代落札価格が1位なのは19年菊花賞、21年天皇賞・春を制したワールドプレミア(2億5920万円・税込)。ただ、取引価格が1億超えの馬で皐月賞を制した例は皆無だ。果たして2億超えのエリキングがクラシックを制するまでに至るだろうか。

9
2

【皐月賞/穴ライズ】上位3人気独占は「過去10年ゼロ」 盲点になりやすい条件にある、前走惜敗の単勝オッズ“2桁”想定

山田剛(Winsight Producer)

過去10年、前走・弥生賞組は【0.5.2.32】。2010年のヴィクトワールピサ以来、勝ち星から遠ざかるが、10年中7年で好走馬を輩出し2012年の8番人気タイトルホルダーから昨年の7番人気コスモキュランダまで4年連続で馬券内を確保。前受けで弥生賞好走の馬が皐月賞で連続するケースが多く、同馬もこの条件にマッチする。

7
3

【皐月賞/全頭診断】クロワデュノールは「2.1.0.0」で盤石か 高速馬場なら“ソダシ越え”想定10人気以下に穴妙味

馬柱探偵 田原基成

馬柱探偵・田原基成による皐月賞の出走馬全18頭診断。クロワデュノール1強ムードが漂うメンバー構成にあって、サトノシャイニング、エリキング、ジョバンニ、ファウストラーゼンら各路線から臨むライバルも虎視眈々。有力馬をどのようにジャッジしたのか?

6