【優駿牝馬(オークス)/DATAピックアップ】“決め手”のある馬が台頭する傾向 「3-0-0-1」データ合致の有力馬に注目
Winsight編集部
2025-05-21 17:30

25日、第86回優駿牝馬(オークス/G1、芝2400m)が東京競馬場で行われる。 今年は、。桜花賞の勝ち馬エンブロイダリー、2歳女王で桜花賞2着アルマヴェローチェ、フラワーCを圧勝したレーゼドラマなどが出走予定。 ここではWinsight編集部「データ班」が、過去10年の重賞データを掘り下げて“注目馬”をピックアップする。 ■“決め手”のある馬が台頭 <脚質> 逃げ【0-0-0-10】 先行【1-5-1-29】 中団【7-4-7-64】 後方【2-1-2-44】 マクリ【0-0-0-0】 中団以降の馬が9勝と圧倒的な差し有利。全馬初距離、一冠目の桜花賞からは800mの距離延長とあってペースが速くなりやすく、逃げ・先行馬は粘りきれず、控えた馬の台頭が目立つ。 特に末脚重視の傾向で、当日の上がり3F1位の馬が【8-2-1-2】と勝率61.5%、複勝率84.6%と高い信頼度を誇り、着外の2回もともに4着と掲示板外なし。当日の上がり1位を予想することが馬券的中の近道となる。 そこで、当日の上がり1位を考える上で役に立つのが前走上がり3F順位。当日の上がり1位のうち、前走上がり3F3位以内が【7-2-0-2】。例外はともに前走上がり6位以下だった昨年のチェルヴィニアと17年のアドマイヤミヤビの2頭のみで、この2頭は両者東京での重賞勝ちがあり、桜花賞で凡走しての巻き返しだった。 <前走上がり3F順位> 1位【5-2-3-23】 2位【0-2-3-16】 3位【3-2-0-13】 4位~5位【1-3-0-30】 6位~【1-1-4-65】 また、上記の通り前走上がり3位以内で8勝、2着6回と、オークスの馬券を考える上ではそれだけで大きなヒントとなる。ちなみに、前走上がり1位の馬は過去10年中馬券絡み8回と高頻度。 これらの事から、前走上がり3位以内。それ以下は東京で重賞勝ちのある馬に絞ってアタマを選びたい。 ■注目馬ピックアップ 前段の条件からピックアップしたいのはアルマヴェローチェ。同馬は前走の桜花賞で2着、上がり3Fは33秒9で1位と資格十分。 桜花賞上がり最速からオークスへ臨んだ馬は過去10年で7頭いるが、そのうち前走で3番人気以内だった馬に限れば【3-0-0-1】と高い勝率を誇る。また、着外となった2022年のサークルオブライフも出遅れから挟まれる不利があってのものであり、スムーズならアルマヴェローチェ好走の可能性は高いと考えられる。 1冠目は惜しくもクビ差及ばなかったが、樫の舞台でクラシックのタイトル奪取を期待したい。
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